張りぼての氷の丘
01/14/2019
折り畳みコンテナの上に板を渡してベッドにするつもり
家に誰も来なくなって、部屋というものが何か意味を失ったように感じます。
MARIKOちゃんがいてくれた頃は、これらの部屋から、日常から、作品が零れ落ちて来たけれど、今の僕の家は意味もなく僕がウロウロとするだけの場所になってしまいました。
まるでお客の誰もこない動物園で、薄汚れて灰色の張りぼての氷の丘
を徘徊する、哀しそうなシロクマになったような気がします。
ただ、今度、防音室が来るので、MARIKOちゃんとの思い出の詰まったベッドを捨てることになりそうで、新しく寝る場所も必要だし、だから、引っ越して来た時からずっと物置にしていて大して活用出来ていなかった部屋を片付けることにしました。
僕は20個もの折り畳みコンテナを買いました。
寂しくならないように、色とりどりのものを買いました。