ヒポポタマスベイビィ

01/01/2019

仕事の為に買った新しいカメラの試し撮り写真


写真は久し振りに家に来たお友達が見て、
「え、何これ?これ私があげたお皿だよね?何入れてるの?」
と怖がっていたお皿です。
 
このお皿はそのお友達が僕にくれたもので、醤油を入れると秋田犬が浮き出るという意匠の小皿なのですが、僕はサインバルタのカプセルをバラしてその中の顆粒を入れています。
 
一時期は飲むのを辞めた抗鬱剤のサインバルタですが、去年の年末からまた飲み始めるようになりました。
 
少し間をあけて前と同じ容量を飲んだら具合が悪くなったので、余っているカプセルをバラして、中身を適量、ペロペロする方式をとっています。
 
 
どうしてこんな写真をブログに使ったのかというと、新年最初の撮った写真がこれだったからです。
 
本当は初詣の写真にしようと思ったのですが、初詣には行きませんでした。
 
 
この頃、イギリス人の女性と仲良くしていて、一緒にご飯を食べたり一緒に眠ったり、共に時間を過ごすことが度々あり、大晦日の日もお蕎麦屋さんで年越し蕎麦を食べ、年越しの瞬間はお寺で迎えようと考えていました。
 
ですが、僕のスマートフォンに、彼女と出会ったマッチングアプリの通知が届いて、それを見た彼女が、
「どうしてまだやっているの?」
と激怒しました。
 
「そんなことで怒る以前に、そもそも君は僕のことを全然知らないし理解もしていないと思う」
と、僕は minoli-do.tokyo というこのサイトのURLを彼女に教えました。
 
僕の写真の活動は、いつかは話さないといけないなと思っていたけれど、僕の英語力ではうまく説明出来るわけがないので、機会を失っていたことでした。
 
彼女は僕の家から出て行きました。
 
僕は気力がもたなくて、彼女を引き止めることをしませんでした。
 
 
そしてこのサイトを改めて見た彼女から、
「あなたはカルトのリーダーだ」
「女性を洗脳して操っている」
といったメールが一晩中届きました。
 
相談した友人から送って貰ったらしい、ネットに氾濫する僕の噂話やデマゴーグのスクリーンショット画像があたかも証拠とでもいうように僕に送られて来ました。
 
さっきまで、
「キュートベイビー、ナイスヘアー」
と僕の髪をたくさん撫でたり、
「ヒポポタマスベイビィー」
と言って抱き締めてくれたり、たくさん可愛がってくれて、ずっと仲良くしていたのに、そんな僕の話は全然聞いてくれなくて、ネットの怪しげな噂やデマゴーグの方を信じるのだな、と僕はとても脱力をしました。
 
「You are monster」
と言われる悲しみ。
 
 
僕の言葉を信じてくれる人はもうほとんどいない、耳を傾けてもくれない、理解はされない、誰も真実に興味もない、もう諦めるしかないのかも知れない。
 
そんなことを感じつつ独りで過ごしたお正月でした。