Poko's Blog

日本的精神という茶番

2014年4月12日土曜日

葉桜は色のコントラストが綺麗だ


日本人は兎角桜が好きだけれども、僕は大して好きじゃない。

好きだけれども他の数ある花と比べて特別に好きではない。


理由の一つは、香りの薄いこと。


そしてもう一つは、これは桜という植物のせいではないけれど、もてはやされ過ぎていること。

桜が咲くからといって、日本中が騒ぎになる様が特に好きではない。

桜の花が好きなら、そっと自分の心の中で愛せばいいじゃないかと思う。

酔っぱらって騒ぎたいが為の口実に花への愛を語る様を、僕はとても醜いと思う。

仮に本当に花を愛しているのであれば、花の咲いていない間の桜も愛するべきだろう。

葉っぱの間はまるで関心を示さないの、花の咲く時期だけもてはやすその姿に、ロリコン趣味に似たものを感じて僕は反吐が出る。


あと桜を異様に日本人の美学と重ねる人達がいるのも気色が悪い。

それは武士道とか切腹とかを、日本的精神だと信じてしまっている姿に似ていると感じる。

パッと散るという、そういう滅びの美学を日本人は愛しているのだろうかと、僕は不気味に感じることがある。

結果のわかり切っていた太平洋戦争に猛進した日本人達は、どこかで滅びたいと願っていたのではないだろうか?


原発事故後の日本にも、それに似たものを感じる。