デモ
2011年9月19日月曜日
強引にパノラマ合成してみた
今日は突如思い立って、原発反対のためのデモに行って来ました。
デモに行くのは初めてだけれど、五木寛之の『青春の門』とかも読んでいたし、『いちご白書』とかも観ていたし、そこそこ想像は出来ていました。
沢山の人たちが集まっていて、それだけでもなんだか嬉しかったな。
デモで歩いて具体的に感じたことは、日本は自由に道も歩けないような縛られ規制された国だということ。
デモ隊は警察から「皆さんの安全のため」と言われ、延々と並べたコーンの内側を歩かされ、警官は「危ないですから」という理由で、本来は長く続く筈のデモ隊の列を各所で堰き止め、どんどんと細切れにして行く。
僕は警官に人にはいつも親切にして貰っているし、いい印象しかなかったけれども、この時は、自分の意志とは関係なく命令に従わなければならない警官を透かして、権力というものの存在を強く感じた。
また逆に、そんな警察の理不尽な行いに抗い切れない、デモ隊の老いもまた感じた。
デモ隊は中年から高齢者が中心だった。
それは参加者が、必然的にデモという行為を具体的に知っている世代が中心だったから、という現実的な理由もあるだろうけど、希望を言うなら若い世代が自分らの未来を掛けて闘うべきなんだと感じた。
そんな気持もあったけれども、結果的には僕はデモに参加して、非常に充足感を感じた。
自分の意見を具体的な行動に移すことの価値を感じたし、自分が一つの時代を生きているということの自覚も生まれた。
何より少しでも社会が変わってくれればいいと思っている。
日本という国や、何世代もの子供たちの数億の幸せを担保に、利権を握った人間の私腹のためだけに賭けをさせるわけにはいかない。
写真はPhotoshopで三枚の写真を自動で合成したもの。
変なところは面白いから変なままにしてあります。