Poko's Blog

傷で救って救われること

2016年8月16日

ものすごい既視感だった


朝の五時ごろ女友達から着信があって、僕は寝ていたけれども、七時ごろに気がついて連絡をした。
 
話したいことがあるというので、出掛けてファミリーレストランで会った。
 
話の内容は本当に絶望的な気持になるような内容だった。
彼女が昔の出来事によって今もずっと傷ついているのがわかった。
 
もう随分昔のことだから、今からその事実をどうこうすることは出来ないけれども、ならばその傷で彼女は一生苦しんで生きていかなければならないのだろうか?
 
僕は彼女に、
「その経験を広めることで、同じ道に踏み込んでしまうことを踏みとどまる子がいるかも知れないよ?君はその傷で同じような経験をしてしまうかも知れない子を救うことが出来る。その傷で人を救えることがあるなら、傷ついたことは無駄ではないし、素晴らしいよね」
と僕は話した。
 
食事をしてのんびり話をして家に帰ると、書き置きがあった。
 
まりこちゃんがこうして鍵を置いていくのは初めてだけれど、ああ、ポストに合鍵が入っていることは、一体これで何度目だろうか?
 
同じところをグルグルとしている感覚に僕は暗澹とした。