Mikuちゃんとは一年前の撮影で会ったきりで、写真集を作る時に何度かやりとりをして、その後はあまり連絡も取らないそっけない間柄だったけれども、写真展にMikuちゃんの写真を出して良いか尋ねるために、久し振りに連絡をとった。
Mikuちゃんが、
「Twitterみてて元気なさそうだったから声かけようよ思ったけど、すぐに行けるわけじゃないからなーって思ってました」
と言うので、
「お正月ひとりだから遊びに来ない?」
と誘うと、
「行きたいけど雪があるから迷います」
と彼女は言った。
そして数日経って一月の二日、群馬からMikuちゃんが来てくれて、僕の心を癒し、身体を抱き締め、側で見守り、個展の設営を手伝ってくれたりした。
夜は一つのベッドで眠ったけれど、Mikuちゃんはセックスはしたくないというので、僕は彼女の胸に抱きつくばかりで眠った。