人生の残り
2017年4月25日
『オブラディオブラダ』を熱心に歌う僕
ポール・マッカートニーのコンサートに急に行くことになりました。
武道館の席についてつかの間、
「二列後ろを見ろ」
とメールが来たので振り返ると、知り合いのミュージシャンがいて、世界の狭さを感じた。
ポールのコンサートは三度目で、正直な話、観るたびに、ポールの衰えを感じる。
70代も半ばなのだから、当然、衰えるだろうと思う。
10年後には、元気なポールをコンサートで観ることは難しいかも知れない。
僕が熱心にビートルズを聴いていた中学生の頃、僕にとってビートルズは完成された伝説だった。
けれども、当時でもポールはまだ50歳を過ぎたばかりで、今から思うとまだまだ若かったわけで、今回、コンサートへ行き、ポールが伝説なのではなく、生きている人間なのだと改めて感じた。
僕は自分が無駄に歳をとっているのではないかと、とても不安になった。