僕は窓から街を見るがの好きだ。
時には高速道路を走る車さえ見る。
いつも沢山の人々が街で暮らして動き回っている。
僕は「ぽっちゃり女性専門写真家」を名乗っているけれど、街を見ていると、この視界に入る何万何十万もの人々の中で「ぽっちゃり女性専門写真家」がただ僕ひとりだけであることに不思議な感慨を感じる。
少なくとも今の日本では僕が知る限り、ぽっちゃりした女性を専門に写真に撮って活動している写真家は、僕だけ。
それを大袈裟に言うなら、時代の中で自分が生まれた運命を感じたりする。
僕はひょんなことで沢山の恋人たちに出会って来た。
そこにも運命があったのだろうか?