街が水没するような洪水が起きた時でも、何故地下鉄が水没しないで済んでいるのか、僕は不思議に思っている。
排水ポンプがある事は知っているけれど、街が水没するような洪水には無意味だろう。
そこで僕は、何故そうした事態にならないのかを考えてみて、思いついたのは、
「ホームや線路の通るトンネルよりも、更に下の階層があるのではないだろうか?」
ということ。
排水ポンプがある事は知っているけれど、街が水没するような洪水には無意味だろう。
そこで僕は、何故そうした事態にならないのかを考えてみて、思いついたのは、
「ホームや線路の通るトンネルよりも、更に下の階層があるのではないだろうか?」
ということ。
階段を滝のように流れ落ちた水は、どんどんと下へ下へとくだって行き、ホームや線路よりも更に下の、僕らの知らない空間に流れ落ちて行く訳だ。
僕はそうして下へ下へと流れ落ちて行く水の行方を想像し、
「人の心の深みみたいだな」
と勝手に感じた。
僕はそうして下へ下へと流れ落ちて行く水の行方を想像し、
「人の心の深みみたいだな」
と勝手に感じた。