投影
2012年9月8日土曜日
レンズは16mmの超広角だよ
美しい自然を観るとワクワクして写真を撮りたくなる。
けれどもただ美しいから写真を撮っていたのでは、それはただの記録でしかないと思う。
表現としての写真であれば、自分を投影するものが写っていなければと考えている。
僕は沈むわずかな夕陽に照らされている蜻蛉の羽が、キラキラと輝く角度を吟味しながらシャッターを切った。
僕は自分が絶望した時、
「血の滲むような作品を、もしかしたら僕も残せるのではないか...」
そう思ってみることにしている。