写真という想い出
2012年3月22日木曜日
まるでそこにいるみたい
先日は久し振りに自分の企画の撮影へ行って来た。
このサイトをみてモデルに応募して来てくれた、ぽっちゃりさんの女の子が道連れだ。
相変わらずたいした計画もなく、行き先だけを決めて電車に乗った。
待ち合わせ時間のまずさのせいで、特急に乗りそこね、のんびりとした列車に長く揺られた。
けれども彼女が鈍行列車の窓のブラインドを開けた時、列車に乗っていること自体に意味があることに気が付いた。
「なんだかデートみたいで楽しいですね」
と彼女は言った。
僕も楽しいと思った。
素晴しい写真が撮れた時、僕の写真はあくまでドキュメンタリーであり、想い出そのものだ。