Poko's Blog

植物

2011年9月4日日曜日

街灯の光だよ


近所の駐車場脇のコンクリートブロックの隙間から、こんな風に樹が生えていました。

多分草じゃなくて樹じゃないかな?

葉っぱはボロボロ、幹もヒョロヒョロ。
なんとも頼りなげな風情です。

でももし僕だったら、
「こんなところで生えるのは無理だなぁ」
と最初から諦めてしまうのではないかと思う。

僕が言いたいのは、植物を擬人化して根性があるとか偉いとかいったような、そういう人情話ではなくて、植物が植物であることの偉大さの所以。
 
程度の差こそあれ、また流通した食物という意味でも、日本中が放射能で汚染されて、人間は戦々恐々とている。
それはもちろん当然だと思う。
 
けれども福島の植物はどうだろうか?

青々と茂っている。
 
植物にも当然放射能の影響はあるだろうし、突然変異で奇形植物も生まれるかも知れない。
 
けれども植物は、突然変異が環境に合わなければ廃れて枯れるし、適合すれば逆に繁栄するかも知れない。
 
偉大な点は、それに対して当然のように無関心、無感動、無意識である点。
 
仲間や自分が枯れることに悲しみも無いし恐怖も無い。
環境に対して文句を言うことも無い。

世界の法則の中でただ生きているだけ。

植物の姿を見ていると、人間が生きて行く中での悲しみや喜びや悩みや苦しみってなんだろう、と思ったりする。