Poko's Blog

風景写真に興味が持てないのは、自然は大概、
「誰にでも同じ表情を見せてくれる」
と僕が思っているからだ。

同じところへ訪れて、同じようにカメラを据えて、同じ設定で同じ時間にシャッターを切れば、誰にでも同じ写真が撮れると僕は思っている。

逆に誰にでも同じ表情を見せてくれるところが、自然の寛容で美しいところであり、自然の最大の魅力だと思う。


でも僕は自分しか撮れない写真が撮りたい。

人物写真においては密接な関係を築き、自分なりの心の扉の開かせ方をすることが、唯一自分にしか撮れない写真を撮ることの必要事項だと思っている。

良くも悪くも自分にしか見せない表情、誰のものでもない自分に対しての表情を、僕は写真に収めてみたい。