Poko's Blog

大晦日

2016年12月31日

なんとなく不満そうなMARIKOちゃん


2016年で一番印象的だったのは、芸術新潮に掲載されたことだった。
 
ああした形で権威あるメディアに取り上げて頂いたことは、僕を今までにない心地にさせてくれた。
 
去年、個展をし、今年、芸術新潮に掲載して頂いたことで、それまで「なんちゃってカメラマン」として仕事をしていた僕のギャランティーは、そこそこちゃんとしたカメラマンのギャランティーまで上がって来た。
 
僕はお金の為に主体性のない写真を撮る場面では「カメラマン」を名乗っていて、ぽっちゃりした女性を仕事でなく撮ることを「写真家活動」としているのだけれども、カメラマンとしてギャラが上がって、写真家として活動できる資金や時間をもっと確保出来たらいいな。 
 
今年は沢山、良い写真を撮ったけれども、自分の写真のスタイルに飽きたりもして、道に迷った年でもあったように思う。
 
僕は写真への新鮮な気持を失ったように感じることが多くなった。
 
ぽっちゃりした女性をモデルにして写真を撮り始めた頃の、まだ数少なかったモデルへの応募が来て撮影が出来た時の、あの新鮮さを心に取り戻せることはもう無いのかも知れない。
 
僕は写真とのズブズブの関係を、来年も続けていくのだろうと思う。